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ナイサス『ボラケア』全構造処理

こちらはアメリカ、ナイサス社の『ボラケア』というホウ酸塩による木材保護を目的とした施工の様子です。
日本においては毒性の強い薬剤を木材の保護のため施工することになっています。もちろん、ヒバ材などの害虫に強い材木もありますが、大概何かしらの処理をしていると思います。
そこで問題なのが、その薬剤の毒性が強いこと(特に小さい赤ちゃんやペット)で人体に決して好ましくないということ、また揮発性があるので大体5年程度で再施工の必要があります。
つまり、『体に悪いのに効果が持続しない』という問題が発生します。また再施工となれば同じことの繰り返しです。 
そこで弊社ではナイサス社の『ボラケア』を施工することにしてます。
ホウ酸塩の特徴は『人体に影響がなく、シロアリや害虫、木材を腐らす菌類に有効であり、揮発性がなく一度処理を行えば再施工の必要がない』
また、他にもホウ酸塩はセルロースファイバーや羊毛等の断熱に難燃材効果として加えてあり火災時に有効です。この効果あまり期待はしてはいけませんが!それでもオマケ的なものと考えられます。
他にもバイオリンの名器ストラディバリウスにも使われていたとか、その実用性は欧米諸国では実証済みでホウ酸塩が主流になっていることからも疑問の余地はありません。
近年多発している大地震では家屋の倒壊が相次いでいます。倒壊の原因として構造的弱さもしかりなんですが!もうひとつ気になる事があります。多くの家で柱がシロアリや腐畜菌などで腐る、食い荒らされている。という事実もあります。構造的強さは当然ですが、その強さの元になる柱や土台がないなんてシャレにならないですね!
また、アメリカカンザイシロアリは空から飛来してやってくる。と言うことらしく地面ばかりでなく空にも注意が必要という事で、構造材全てをボラケアをベースに全構造処理を行いました。
とにかく、一度施工すれば再施工の必要がなくシロアリや菌類から家を守るこのホウ酸塩はなくてはならないアイテムです。