JWCAD
日中は現場で作業をしながら休憩時間等もしくは夜な夜な「上村の家」から標準で採用しようと思う大型パネルの納まりをJWCADで描いています。
通常?の大型パネルならそんなに大した事ないのですが、どうせやるなら徹底的にカスタマイズしてやろうと意気込んだら、普段やらない収まり図を描かなければならず。作業合間にコソコソノートpcをもって奮闘しています。
今まで通りなら現場でサッシ高さや取付位置の確定、開口部の気密シート収まりなど決めていて、図面には描いていない事を事細かにしていました。
が!!
この大型パネルを取扱うには、その収まりを先に考え、しかも図面に書き込まなくてはならず、少しだけ普段と勝手が違い大変です。
収まりを知らない?
大型パネル製作を依頼する際には平面図、立面図、伏図等が必要でその中の情報を元にパネルの作製する。つまり、図面がいい加減だとパネルの作製が出来ないという事になります。
聞いた話によると、その図面が結構な割合で工務店さん(現場監督)や設計者さんが出来ないと言うことらしいです。大工さん収まり等を聞いて皆さんやっと大型パネルにしているそうです。(笑)
うーん、どうやって今まで収めて来たのか甚だ疑問です。
大型パネルって?
では、なぜ今回私が大型パネルの採用を踏み切ったかというと!
そ れ は もう一人『私』になれる!
からです。計画(図面作製)から現場施工、打合せまで全てに私が関わっているというか一人で責任を持ってやっているのでどうしても手が足りない。(汗)
本当はもっと現場で細部まで拘りたいけど費用等を考えるとそこまで手が回せないという
ジレン魔
が今まであり、このジレン魔!解決にこの大型パネルが役立つのです。
しかも、パネル自体の製作には普段現場で気にする雨養生等(木を濡らしては絶対にダメ)、天候による品質管理等がなく、工場において耐力壁等が高品質で施工され現場に運ばれ建方1日(通常30〜40坪の大きさで2日ほど掛ります。)でほぼ上棟が終わってしまうという優れもの!
昔からよく言われている。
『現場は段取りが命、段取り8分だぞ』
というウチの親方の言葉がこの作業(詳細図面を描く)ということで思い出します。
思いもしない効果
普段やらない事なので、実際大変めんどいです。(笑)
が!!しかしヤッパリこのめんどくさいことこそ大事だと今にもなって痛感します。
普段は現場毎で納めをその場でパッと考え実行するのですが、時には腕組をして1日終わることもしばしば 汗
今この作業をする事で現場でのそういった行為も減り業務の効率も上がります。
しかも、画に描くことで再認識することや、新たな発見もあり、図面を描いたかいがありました。
さてさて、このうちのフルスペックパネルはどうなるのやら上棟日が楽しみです。
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