近年住宅の高性能化に伴い、建材等が重量が増していきます。また、複雑な断面構成によりその構成は幾重にも折り重なっています。
これらの構成を屋外で時には高所作業で精度よく出すことは非常に困難ですし、現場の大工等に重労働を強いることになります。
私たちは新しく大型パネル工法を採用し、高性能化の対応、品質、安全を目指します。
私たちは日本の山々を愛し、山々に活かされています。
日本は世界有数の森林国です。ですが、日本の住宅に使われている構造材はそのほとんどが輸入材が使われています。
米松材などがその代表になります。
私たちは日本の山々を守るためにも、また国内循環を促すためにも国産材を使用します。
その中でも紀州の山々は日本有数の杉・桧の産地です。特に山長商店は一貫した生産サイクルとその品質は私たちの造る家に求める基準を楽々クリアしています。
弊社では近年の数多くの大きな地震を考え、許容応力度計算による構造計算を行っています。許容応力度計算とは建築物の構成部材の荷重等を検討し、地震力や荷重に耐えられるか?という計算を事細かにします。
実際、熊本地震では築年数浅い住宅が倒壊しております。これらの住宅は阪神淡路大震災以降の耐震基準で作られています。
ここで国の定める耐震基準を簡単に説明します。
耐震等級1、建築基準法と同程度の建物
耐震等級2、等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる
耐震等級3、等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる
建築基準法に定められてる建物は、以下のようになってます。
・数百年に一度発生する地震(震度6強~7程度)に対して、倒壊・崩壊しない。
・数十年に一度発生する地震(震度5強程度)に対して損傷しない。
熊本地震では築年数浅い耐震等級2の住宅が倒壊してます。
私たちの住む山梨も南海トラフ地震が数十年の内に起こると言われています。折角、安全と言われ建てた家で自分や家族の生命を守るのでなく脅かすでは大変ですよね?そこで弊社では冒頭でも言いました通り許容応力度計算による耐震等級3を基本とし、構造設計をしております。