loader image

AMANO TAMOTSU KENCHIKU

ブログ

木の断熱リノベーション

築50年の家

築50年の住宅を木の断熱リノベーションです。

依頼主のご年齢(80歳ご夫婦)も踏まえ、家で多くの時間を過ごすリビングを中心にリノベーションをご提案

解体


8畳二間の昔ながらの間取りです。

天井には断熱がありましたが、壁には断熱材なし、昨今猛暑にエアコン等で対策してましたが、中々快適には程遠い体感でした。

今回は居間と台所の下り壁を撤去して柱も2本抜いて16畳のLDKにする予定でしたが、解体を進めて行くと増築した2階部分が柱直下に掛かっています。

構造的判断とその他断熱の納まり、最終的な仕上りを考慮して柱1本を抜かない判断に

既存の柱に筋交いを2本と金物を設置して、最大限の補強を

断熱


天井ネオマフォーム180mmを充填、床断熱に大引き間100mmに根太間に60mmを充填、

グラスウールを充填も選択肢としてはあるのですが300mm以上充填すると天井にそれなりの懐が必要、また、吹込なら簡単ではありますが、グラスウール3段積込事は意外と大変です。

壁は外周にはネオマフォーム100mmを使い、室内側にはグラスウール105mmを使い分けています。

また、外周は当時の工法の貫をバラさず、貫から間柱を設置をして室内側若干狭くなりますが、既存外壁材強度の担保とコストのバランスを保ようにしています。

バランス


リノベーション工事をしていると、現調では見えていない部分が解体をしてくると見えて来ます。築年数でおおよそ当時の工法等を理解してその時の最適な方法を建築費用の中から選択してお客様は勿論、会社的にも利益を上げていかなくていけません。

そこが1番リノベーション工事で難しい所で現場の大工と管理者の2人の経験がモノを言う場合が多いですね。

木の断熱リノベーション

木の断熱リノベーション