AMANO TAMOTSU KENCHIKU
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スケルトン・インフィル


湯村の家
湯村の家の内部はスケルトン・インフィルの発想から構造計画等を立てた。 26坪平屋、普通に建てれば各部屋の間仕切りが立ちそれに伴い柱が乱立する事になる。 当然、各部屋は小さく、大きくても6畳1部屋、3.75畳が2部屋と作業をするスペースとしては狭く作業効率が自然と落ちる事になる。
それを解消する為に、上棟時に柱が立っている状態を減らし、作業スペースを確保する事を考えた事が1つ目 、
2つ目は柱等が減るという事は、地震力を伝える柱が減るという事なので、基礎の立ち上りが減る。その代わり鉄筋量が耐圧盤等で増える傾向があるので区画整理が大事になってくる。 また、最近ではコンクリートの値段も洒落にならないくらい上がっている(山梨では今年2度も上がっている涙) なので、基礎立ち上がりを減らし、区画を整理するこて事は建築コストを減らす事になる。
3つ目は、架構(構造体)をどのように組み立てるのか?地震力をイメージして、且つウチは真壁なので架構がカッコ悪いとカッコ悪くなるので、シンプルになるように木を美しく組む事を考える。木を美しく組むと自然と柱の直下率が上がる。
4つ目、それらを踏まえてというか意識して基本設計を考える。ベースあるのは間取りというより、架構(構造体)(区画)が基本にあり、その中を自由に間仕切りして部屋を造っていくイメージに近い。大工だからどちらか?いうと架構、つまり絵図板に近いかな?木を美しく見せる為に美しく組む。不要なモノをなるべく無くし、美しく組む。 その中で与えられた条件で間取りを組み立てていく。
架構より先に考えているのはどんな格好にするのか?という事を先ず考えている。敷地条件と地域の景観に合う雰囲気?カタチ?を考え、先輩達はどのように読み解いているのか?頭の中にない引き出しをほじくり返して参考にしている。 以上の事を考えてシンプルかつ美しくという架構を計画した。
そんな湯村の家の構造見学会が今月20.21両日に行いますあ各時間制で9時、10時半、13時、14時半からです。 見学希望の方はホームページからお問合せかDMください。 #天野保建築 #木の窓 #木の家 #山梨工務店 #構造見学会 #高気密 #高断熱 #新住協
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